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「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」 井村清和

昭和50年代前半、がんに侵された富山の30代前半の医師が、病気と闘いながら家族や世話になった人たちに向けて綴った手記を本にしたのが、「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」(井村清和著)

右足に悪性の腫瘍ができ、転移を避けるために右足の切断を決意。義足への慣れとリハビリの後、職場(病院勤務)に復帰するが、半年もしないうちに肺に転移していることが発覚。その後は、実家(富山県砺波市)で静養するが、がんの進行には勝てなっかった。

題名の飛鳥は長女の名前。井村本人は死を覚悟しているが、母一人子一人にはしたくないと、がんであるにもかかわらず子供を二人にして、なんとか3人で自分亡き後を歩んでほしいと願う。願いが通じ二人目の子を授かるが、その子の顔を見ることもなく生涯を閉じることになってしまう。


数年前から読むリストに入れていたのですが、なかなか目に留まらず、今回は何かの特集コーナーにあったものを見つけ、読むことができました。表表紙の批評が落合恵子さん、裏表紙の批評が渡辺淳一さんという有名どころ。当時の注目度の高さがわかります。

ベストセラーになり、当時は映画やテレビドラマにもなっているので、高校生くらいの自分も見ているかもしれない。記憶はないけれど。

さて、この本を借りたのが6月19日。22日に小林麻央さんが34歳で亡くなり、著者と同じく、がんで30代前半で亡くなるという偶然。24日から読み始め26日には読み切ったが、なんともやるせない時間が流れていった。

今では死亡率が1位とは言え、がんも早期発見なら治らない病気ではなくなり、告知もされる事が多くなってはいるが、だからといって、死ぬ確立がゼロになったわけではなく低くなっただけ。

自分ががんになるとは思ってもいないけれど、著者や真央さんのように病気に立ち向かう勇気を持てるかといわれると、たぶん持てなくて、回りに当り散らしたりして、最低な最期を迎えるのかもしれない。すごく弱い人間だということは自分自身が一番知っている。

そうだとして、今の自分に出来ることは、病気になったときに強い人間でいることよりも、まず健康であるうちにいかに自分の協力者をたくさん作っておくかという事。それが万が一、病に倒れたときに、物心共に支えになってくれるんだと思う。




久しぶりの長文
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